こんにちは!

今回は食事を食べ過ぎてしまう方におすすめな、心理学を用いた食器の選び方をご紹介いたします。

痩せるためには、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることが必須です。

つまり当たり前ですが、自分が消費するエネルギーよりも多く食べてしまっては体重は落ちないという事です。

ただダメとは分かっていても、ついつい食事を食べ過ぎてしまうのはよくある事だと思います。

「まだたくさん食べたい」という欲求を抑えることができず、食べてしまった経験をされた方も多いでしょう。

そんな経験が一度でもある方にテクニックの一つとして、

下記の論文を元に、効果的な食器の選び方について解説していきます。

参考論文

Plate Size and Color Suggestibility: The Delboeuf Illusion’s Bias on Serving and Eating Behavior
(Koert Van Ittersum Brian Wansink Author Notes)

Journal of Consumer Research, Volume 39, Issue 2, 1 August 2012, Pages 215–228,



食器の大きさ:小さいお皿を選ぶ

お皿の大きさの違いで見え方はどの程度違うのか

お皿はなるべく小さめのものを選びましょう。

下の写真をご覧ください。

(論文内より画像引用)

右の写真の方が多く盛られているように見えますよね?

しかしどちらのお皿も、盛られている食事の量は同じです。

これはデルブーフ錯視と呼ばれる現象で、

大きな円で囲むと中心に置かれたものは小さく見え、小さな円で囲むと中心に置かれたものは大きく見えるというものです。

 

また下記の画像では、デルブーフ錯視がどの程度の影響を及ぼすかが分かります。

(論文内より画像引用)

画像内上段の黒丸はどちらも同じ大きさです。

この場合だと最初の食事の画像と同様に、小さい円の中の黒丸の方が大きく見えますね。

 

下段では、上段に比べて左側の黒丸を20%大きくしてあります。

これで何となく左右の黒丸の大きさが同じ程度に見えてきます。

つまり中心の黒丸のサイズが同じ場合、大きい円に囲まれた時は20%小さく見えているという事ですね。

 

摂取量はどの程度変わる?

ジョージア工科大学で平均年齢21.1歳(19〜35歳)、225人の学生を対象に実験が行われました。

被験者はまず、9㎝のお皿に注がれたスープの直径を見て記憶します。

次に大中小それぞれのお皿に、先程見たスープの直径と同じに達するまでスープを注ぐように指示されます。

結果は、下記の通りとなりました。

お皿の大きさ 注いだ量(目標量に対して)
大(20~30㎝で3種類) 109.9%
中(16.4~18㎝で2種類) 99.1%
小(12~13.8㎝で3種類) 91.8%

大きいお皿の場合、無意識のうちに小さいお皿の1.2倍ほど多く盛り付けてしまうという結果でした。

また、Wansink、Van Ittersum、and Painter(2006)によると、栄養専門家(栄養士や大学院生)でさえ、アイスクリームを食べた際に、大きな食器を使った場合は通常より多くの量を摂取してしまったとのことです。

 

人間が満腹感を感じる要因の一つとして、視覚情報によるものがあると言われています。

「お腹が溜まってきたな」ではなく、目の前のお皿に盛られた食事を食べきる事で、満腹感が強くなるのです。

 

このことから、盛り付けを過剰にしないためにも、食事の際は小さなお皿を使うと良いですね!

食器の色:食事と対照的(ハイコントラスト)な色のお皿を選ぶ

盛り付けるお皿の大きさのほかに、お皿の色にも注目した方が良いかもしれません。

具体的には、食事の色と対照的な色のお皿が良いというデータがあります。

 

ニューヨーク北部の大学同窓会にて、60名(30人の女性)のランチビュッフェ参加者を対象に実験が行われました。

そこでは、レッドソースとホワイトソースの2つのパスタが提供されおり、参加者には無作為に白いお皿か赤いお皿が渡されました。

お皿の色によって盛り付ける量が変わるかを調べる目的でしたが、結果は下記の通りになりました。

(論文内より画像引用)

パスタの種類 お皿の色 盛り付けた量
レッドソースパスタ 184g
141g
ホワイトソースパスタ 139g
181g

この様に、パスタとお皿の色が同系色の場合、そうでないと場合と比較して約1.2~1.3倍程度多く盛り付けてしまうことが分かります。

 

食事を盛り付ける際には、お皿の大きさに加えて色にも意識を向けるべきですね!

 

テーブルクロスの色:大皿の場合はローコントラスト、小皿の場合はハイコントラストなものを選ぶ

ジョージア工科大学での研究で、平均年齢21.7歳(18-26歳)の47人の学生(女性40.4%)を対象に実験が行われました。

参加者にはお皿に目標量の穀物を盛り付ける様に指示し、大小2種類のお皿と、お皿に対するコントラストの高いクロスコントラスト低いクロスの2種類をそれぞれ使った場合、量に違いが出るのかを実験しました。

結果は下記の通りです。

(論文内より画像引用)

お皿の大きさ コントラスト 盛り付けた量
ハイコントラスト(白皿に黒テーブルクロス) 108.0%
ローコントラスト(白皿に白テーブルクロス) 100.3%
ハイコントラスト(白皿に黒テーブルクロス) 86.5%
ローコントラスト(白皿に白テーブルクロス) 95.6%

 

大きなお皿かつハイコントラスト(白皿に黒テーブルクロス)の場合、盛り付け量が増加してしまうのに対し、

小さなお皿かつハイコントラスト(白皿に黒テーブルクロス)の場合は盛り付け量が減少しています。

 

このことから、大皿の場合はローコントラスト、小皿の場合はハイコントラストなテーブルクロスを選ぶのが良いと言えるでしょう。

 

まとめ

食事の盛り付けは小さいお皿を選ぶ

お皿の色は食事と対照的な色を選ぶ

テーブルクロスはお皿と対照的なものを選ぶ(小さいお皿の場合)

これらを組み合わせると、例えば白いご飯を盛り付ける場合は、

小さめの黒いお皿、白いテーブルクロスを使うと自然と盛り付ける量を減らすことができそうですね!



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