ボディメイクを成功させるマインドセットをマズローの欲求5段階説から考える

痩せたい！

筋肉を付けたい！

カッコイイ身体になりたい！

好きな服を着たい！

 

この様に、様々な想いを持っている人がいることでしょう。

これらの想いを叶えるためのボディメイクですが、

それを行うことで重要なのは「継続」することです。

正しくトレーニング、食事管理ができていれば3ヶ月もあれば身体は変わってきます。

しかし多くの人がその3ヶ月を迎える前に続かずに辞めてしまいます。

 

新年に「今年こそは身体を変える！」と意気込んでみたものの、すでに諦めてしまったという方も多いのではないでしょうか？

多くの方が続かずに辞めてしまうのはなぜなのでしょう。

だらしないから？

 

いいえ、違います。

それは目標の設定方法、マインドセットがうまくできていなかったからかもしれません。

今回はマズローの欲求5段階説というものから、ボディメイクを行うためのマインドセットについて書いていきたいと思います。

マズローの欲求5段階説

マズローの欲求5段階説とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人は自己実現に向かって段階的に成長する」という前提の下、人間の欲求の種類を5段階の階層に分類したものです。自己実現理論とも呼ばれます。

一番下の欲求が満たされると、次の段階の欲求へ移ります。

例えば、生きるための食料が安定的に確保できて睡眠も取れて生理的欲求が満たされた状況になると、次はそれを安定的に、安全に行える場所を確保したい、健康に暮らしたいといった安全の欲求が生まれるということですね。

生理的欲求

生理的欲求とは、私たちが生きていくために根源的に持っている欲求です。3大欲求がこれにあたります。

食べ物を食べなかったり、睡眠を取らなければ生きていくことができません。また、性欲が無ければ子孫の繁栄が叶いません。

安全欲求

安全の欲求とは、なるべく命の危険になるような事柄を回避したいという欲求です。

寒さをしのぐために家が欲しい、服を着たい、経済力が欲しいといった欲求、健康になりたいといった欲求ですね。

社会的欲求

社会的欲求とは、主に人間関係の中で成り立つ欲求です。

友達が欲しい、コミュニティに参加したい、仲間外れにされたくない、相談でいる相手が欲しいといった欲求です。

自分が所属している団体を誇りたいといった気持ちもここに入ります。

尊厳欲求

尊厳欲求とは「人から認められたい」といった欲求です。

周囲の人から褒められたい、価値ある存在だと認められたいといった地位、名声への欲求です。

自己実現欲求

自己実現欲求は欲求5段階において一番高次元な欲求となります。

自分の才能や可能性を最大限に発揮したい、自分の理想を叶えたいといった欲求です。

尊厳欲求までの「○○が欲しい」という欠貧欲求に対して、自分がなりたい姿を明確にイメージして、それを達成させたいという成長欲求となります。

 

ボディメイクにおいてのマインドセット

高次元での欲求まで昇華して考える

マズローの欲求5段階説について紹介してきましたが、ここからボディメイクにおいてのマインドセットに繋げていきたいと思います。

あなたがボディメイクを行う理由は何でしょうか？

 

痩せたいから？

筋肉を付けたいから？

カッコイイ身体になりたいから？

好きな服を着たいから？

 

恐らくこの様な理由の方が多いと思います。

もちろん正しい理由なのですが、これだけだと継続するための大きな理由にならず、モチベーションが続きません。

継続のためには、「痩せたい」という欲求をより高次元な欲求へ昇華させて考える必要があります。

一歩進んで「なぜそうなりたいのか？」を問いかけてみましょう。

痩せたい理由は何か？

例えば「痩せたい」の理由を考えた時に、どんなものが考えられるでしょうか。

痩せて体脂肪を落として健康的な身体になりたい・・・安全の欲求

太って仲間はずれにされたくない・・・社会的欲求

痩せてきれいな身体になって周囲の人から羨ましがられたい・・・承認欲求

痩せて、ずっとやりたかったスポーツで大会に出てみたい、痩せてコンテストに出てみたい・・・自己実現欲求

 

重要なのは、数字としての体重を減らすことを目的とするのではなく、この様に自分が心の底で本当に思っている欲求は何なのか？高次元の自己実現欲求は何なのか？を具体的にイメージすることです。

それにより、欲求を叶えるための具体的なプラン・やるべき事のレベル感が自分で把握でき、成功に繋がります。

当然高次元の欲求の方が行動のレベルが高くなるので、同じ「痩せる」という目的でも結果が変わってきます。

（尊厳欲求より下の”欠乏欲求”だと「やらされ感」、尊厳欲求と自己実現欲求という”成長欲求”だと「自発的に考えて行う」という違い）

• 医者にすすめられたので健康のためにトレーニングを始めた（やらないといけないので仕方なく）
• 身体を作って、○月にあるずっとやりたかったスポーツの大会に出たいと思いトレーニングを始めた（自己実現）

同じタイミングでトレーニングを始めた人でも、この様な目的・欲求の違いがある場合大きく痩せそうな気がするのは後者の方ですよね。

（※あくまで痩せることの成功率で見た場合です。健康目的で運動を始めるのは最高に素晴らしいことなので、否定するつもりは1㎜もありません。健康目的で運動を始めた人が実際に健康になって安全欲求を満たし、次の欲求へ昇華していくというのはよくあることです。）

終わりに

「痩せたい」の裏側には様々な理由があると思います。

改めて具体的にイメージすることで、モチベーションの維持に繋げてみてください。

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